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【子連れ旅】2泊3日/界 箱根・界 仙石原宿泊レポ

1歳1ヶ月の子どもを連れて2泊3日で界 箱根と界 仙石原に行ってきたので、子連れ目線でその様子を紹介していきます。

まず、行きは新宿から特急ロマンスカー(EXE6)に乗車。

大きめのベビーカーですが、最後尾の席を取り後ろのスペースに置きました。車種によって座席が違うので、事前に確認してくださいね。展望席があるGSEは早めの予約が必要!

1時間半ほどで箱根湯本駅に到着、タクシーで宿へ。箱根湯本駅にはワゴンタクシーが多く停まっており、とても助かりました。

駅から山を登っていくこと10分ほどで界 箱根に到着。山の静けさがとても心地よく、期待が高まります。

中に入ると、箱根の名産品である寄木細工が並べられた温かみのあるロビーが広がります。

コーヒーや紅茶が無料で飲めるドリンクバーや箱根のお土産が購入できる売店も界滞在中の楽しみの一つです。

ベビーカーがあるため、外のスロープを使って客室がある棟へ。

客室前には竹林が植えられた吹き抜けの空間が広がり開放感があります。

客室へ。部屋に繋がるちょっとした廊下に気分が高まります。廊下にはミニバーがあり、ミルク用の水を温めるのにポットが役立ちました。ポットの横には飲み水の出る蛇口もありました。

和室に入ると大きな窓から、目の前を流れる川や木々の自然が一番に目に入ります。今回は冬に訪れたため枯れ木でしたが、四季折々の景色が楽しめそうです。

今回宿泊したのは、和室(定員4名)。本間10畳にベッドルームがついた界 箱根ではスタンダードなお部屋だそうです。本間は十分の広さがあり、畳が気持ちいいのか子どもも嬉しそうに歩き回っていました。

ベッドルームにはロータイプのツインベッドがあり、子どもとの添い寝にも安心の高さでした。赤ちゃん用の布団も用意していただき、ベッドの上に敷いて並んで寝ることができました。

事前にベビー備品セット(対象年齢0〜3歳)も頼んでいたため、アメニティに加えておもちゃも準備していただけました。

ベビー備品セットは宿泊予約後、界公式サイトのマイページ内から申し込みが必要です。

界公式サイトより

また、調乳用ポットやベビーバスなどは事前申し込み分に含まれないため当日フロントに確認のうえ、別途貸し出しとなります。子連れの旅行は荷物がとにかく多いので、貸し出しサービスはとてもありがたいですよね…!

洗面所にはおむつ用ゴミ箱が用意してありました。

赤ちゃんだと大浴場が難しいため、客室のお風呂を利用する方も多いかと思います。お風呂には洗い場と浴槽、椅子があり、家と同様に子どもを入れられるので助かりました。

さて、お楽しみの夜ごはんです。地元の食材を取り入れた料理や名物をコース仕立てで楽しめるのが界の食事の魅力です。会場は半個室になっており子連れでも周りを気にせず、安心して食事ができます。

赤ちゃん用のごはんですが、チェックイン時にお願いしていたので、白米(ふりかけ付き)、お味噌汁がもらえました(無料)。有料で市販の離乳食も購入可能ですが、好き嫌いもあるので持参した離乳食を温めてもらいました。

赤ちゃん用の椅子も用意してもらいましたが、うちの子は座りづらそうだったのでベビーカーに変えました。

大人のご飯に戻りまして…夜ご飯でいつも楽しみにしているのがこの「宝楽盛り」。器も美しく、五感で楽しめる料理に感動し通しです。

お椀物は「蟹のひろうす」。想像以上に蟹の風味がしっかりしていて、やさしいお出汁の味と合う!

こちらは揚げ物。「白子豆腐の包み揚げ」や「フォアグラの東寺揚げ」など、変わり種の揚げ物ですが衣サクッと中はふわっとした食感が合い、コース終盤ですがぺろっと完食。東寺揚げとは湯葉を衣にして揚げたものだそうです。

蓋物は「鴨饅頭 べっこう餡」。里芋や百合根の生地で鴨を包んだ京料理の一つだそうです。しっとりとした生地ととろっとした餡の中に、鴨の味わいが広がります。

締めの土鍋ご飯は「鰤の幽庵焼き」。卵の黄色がとっても綺麗ですよね。鰤の香ばしさと卵の甘みに箸が止まらず、何度もおかわりしてしまいました。

デザートは、「甘酒と生姜のパンナコッタ」。ミルクの軽やかな甘みと生姜の爽やかさが締めにぴったりでした。

2日目の朝です。朝食は地元ゆかりの練り物や野菜のせいろ蒸しを中心とした和食膳です。せいろ蒸し以外の画像がないですが、焼き魚や多彩な副菜に大満足でした。

朝食でも無料の赤ちゃん用ご飯を提供してもらえます。内容は夕食と同じく、ご飯(ふりかけ付き)とお味噌汁です。

界 箱根を後にし、タクシーでそのまま界 仙石原に移動します。さらに山の上にのぼり、大涌谷付近まで来ました。

宿の近くに美術館がたくさんあることから、界 仙石原のテーマは「アート」です。館内も界 箱根の木の温もりとはまた違った、モダンでシックな空間になっています。同じ箱根エリアの宿でもこの違いを楽しめるのが界の魅力です。

黒を貴重としたロビーの横には、アトリエライブラリーがありキャンバスや筆、アートに関する本などが並んでいます。ここでご当地楽の手ぬぐいの彩り体験もできます。

ロビーにはコーヒーメーカーや紅茶も並び、宿泊中自由に飲むことができます。

一点、ベビーカーを利用して入館する際の注意点として、界 仙石原の正面エントランスにはエスカレーターのみでエレベーターがありません。エレベーターを利用するには、外の坂を登って迂回し、サブエントランスから入る必要があります。ベビーカーを押しながらは少々辛かったのと、サブエントランスが分かりづらいため、タクシーや車で来る場合はサブエントランス前で降車することをおすすめします。

チェックインを済ませ、客室へ。お部屋は本館の露天風呂付き和洋室(定員2名)に宿泊しました。

室内は、木や間接照明の明かりが温もりを感じさせてくれます。壁にかかった絵画は、界 仙石原に滞在した国内外のアーティストが制作した作品だそうです。ベッドはロータイプなので、赤ちゃんと安心して添い寝できます。

窓からは仙石原の山々を望むことができ、テラス席も置かれています。

ソファも十分な大きさがあり、足を伸ばしてくつろげます。

界 仙石原でもベビー備品セットを予約していたので、その一つとして哺乳瓶スチーム除菌・乾燥器が用意してありました。界 箱根にはなかったので、施設によって内容が違うようです。ちなみに、界 仙石原はベビー布団もベビーベッドもないため、ベッドの隙間にはタオルを敷いて子どもを寝かせ、持参したブランケットを掛けました。

続いて、部屋のお風呂。全面石張りで、裸足で歩いてもさらりとした質感が心地良いです。

赤ちゃん用のボディソープも備品のひとつとして用意していただけました。お手洗いには、おむつ用ゴミ箱もありました。

シャワーブースには椅子がなく、床に座って子どもを洗う必要があったのが難点でした…

シャワーブースを抜けると、露天風呂が。界 仙石原は全室露天風呂付き。雄大な自然の風景を独り占めし、ゆっくり温まる時間はまさに至福です。赤ちゃんも一緒に温泉に入れるのは嬉しいですよね。

夕食まで時間があるので、宿の近くにあるガラスの森美術館を訪れました。地図的には近いですが、山道で高低差があるので車での移動をおすすめします。館内はエレベーターがないため、ベビーカーは預けて抱っこ紐での移動が推奨されています。

宿に戻り、手ぬぐいの彩り体験もしました。真っ白の手ぬぐいに自由に描くか、下絵が描かれた手ぬぐいを彩るか選択できます。始めてみると想像以上に楽しく、時間を忘れて没頭していました。出来上がった作品は自分へのお土産にぴったりです。

さて、夕食の時間になりました。仙石原のお食事会場も半個室になっており、ゆっくり食事ができました。ちなみに、こちらでも赤ちゃん用の食事(無料)を用意していただけました。

今回はアップグレードし、秋冬の特別会席「雲丹と牛のすき鍋会席」をいただきます。

先付けは「サーモンの瞬間燻製」です。蓋を開けると、大涌谷の噴煙に見立てた煙が舞い燻製の香りがふわっと薫ります。フルーツや野菜の爽やかな酸味の後に、燻製の香りが鼻を抜けていきます。

煮物椀は「南京のすり流し 大根餅のあげだし」です。大根餅はもっちりしながらも揚げが香ばしい。その上には蟹も乗っていて、色んな楽しみ方のある一品です。

続いて「宝楽盛り」です。アートを感じさせる美しい器が料理を引き立てます。個人的にはフォアグラの干し柿が印象に残っており、フォアグラの濃厚さと干し柿の甘さがとてもよく合っていました!

こちらは揚げ物の「白子豆腐の包み揚げ」、「たたき海老の新挽き揚げ」、「野菜てんぷら」。

さらに、蓋物の「蕪と塩鱈の饅頭 銀餡」と続きます。

そして、メインの「雲丹と牛のすき鍋」です。ふんだんのウニと牛ロースが運ばれてきました。調理前のこの状態ですでに垂涎ものです…

甘辛く味付けされた割下で具を煮ていきます。少し赤みが残るくらいのお肉で、なんとウニを巻いてそのまま食べるという贅沢の極みを味わいます。一緒に土鍋ごはんも出てきました。

牛ロースのジューシーな脂身と、ウニの甘みが口いっぱいに広がり、言葉にならない美味しさです…

ウニとお肉の余韻に浸りながら、最後はデザートをいただきます。ミルクのアイスクリームに、溶岩に見立てた竹炭フィヤンティーヌ(クレープ生地を薄く伸ばして焼いたもの)が添えられていました。お腹も心も満たされた特別会席でした。

さて、3日目の朝です。朝食会場に行くと、机に続々と食事が並べられていきます。

湯葉の餡かけはとろっとした優しい餡が湯葉と絡み、朝食にもちょうど良い一品です。

籠の器には、箱根名物の練り物が入っていました。

そしてこちらは、桜海老のつくね芋ステーキ。目の前で焼き上げられます。鰹節をまぶして熱々のうちにいただきます。しっとりしたつくね芋の中に桜海老の香ばしさが際立ちます。山の幸と海の幸が盛り込まれた贅沢な朝食でした。

界 仙石原をチェックアウトし、タクシーで箱根湯本に戻ってきました。帰りも新宿まで特急ロマンスカー(MSE6)で帰ります。

今回も最後尾の後ろのスペースにベビーカーを置きました。そして無事帰宅!

同じ箱根にある界でも雰囲気の違いを楽しめ、子どもにとっても自然の中でのびのび過ごせる非日常の空間がとても刺激になったようです。温泉に食、そしてゆったりアクティビティと赤ちゃんとの旅行にもちょうどよい旅程でした。

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